<防災対策の第1歩、地震の仕組みについて知る>





「ハワイが日本に近づいてきている」「昔、地球は一つの大きな大陸だった」
こんな話は聞いたことはありませんか?地震の仕組みはこの話と大きく関係しています。

地球がどのようになっているかと言うと、マントルと呼ばれる部分の上にプレートと呼ばれる硬い部分が乗っている状態です。私たちはことプレートの上に住んでいるのです。
プレートはマントルの動きにより(熱による対流が原因)、年間数cm〜10数cm程度の速度で移動しています(これをプレートテクトニクス論といいます)。

プレート同士の境界では、お互いに動くので押したり引っ張ったりすることになります。これが地震の原因になるのです。


<地震の種類>

地震の種類には「海溝型地震」とよばれるものと、「直下型地震」という2種類があります。左の図を例に海溝型を考えます。
 マントルの動きによってプレートが地球の内部に沈もうとすると、境目のプレートも引っ張られて沈み込もうとします。
 そして、引きずり込まれたプレートは元に戻ろうとします。プレート同士の摩擦よりも、戻ろうとする力の方が大きいと、押されたプレートは跳ね上がって元に戻ります。下敷きを押したときを想像すると分かりやすいかもしれません。  これが海溝型地震と呼ばれるもので、東海地震もこのタイプであるといわれています。










<マグニチュードと震度>
地震が起きたら必ずマグニチュードと震度って言いますよね。 マグニチュードってのは地震の規模をあらわした物です。震度とはその場所の揺れをあらわした物です。  電球を思い浮かべてください。ワットがマグニチュードになります。近いところは明るく、遠いとこは暗いですよね。これが震度になります。 どれぐらいの震度でどのような被害が発生するかといった目安が気象庁に掲載されていますので、震度の予測から自宅の被害を想像してみてください。








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